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2015年3月14日 (土)

振り返ってみれば-東京マラソン2015と乳がんとの日々(7)

2月22日の東京マラソンは5時間25分という時間でやっと走りきりました。

振り返ってみれば、今まで生きてきた中で一番苦しい2014年の冬を支えてくれたのが、このイベントであった、と実感します。
ウィークデーは2回の朝4時半起き10キロ走、週末はロング走を組み合わせ、とにかく「スタートラインに立つ」それだけを目指して走り続けた日々。ほかのことを考える余裕も必要もありませんでした。スタートすれば、38キロ地点には仲間が待っている、それだけを希望に練習を続けてきました。
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7月の手術、8月−9月に6週間通った放射線治療、11月からの抗がん剤治療。がんそのものは風邪よりも軽いわずか5ミリの小さな腫瘍。だけど抗がん剤の副作用はきつかったなあ。まるでパンドラの筺を開けた時みたいに次から次へと出てくる身体の不具合ー脱毛、発熱、便秘、口内炎、味覚障害、発疹(ほっぺは発疹で林檎みたいになりました)、膀胱炎、貧血、疲労、睫毛がなくなって守るもののない目からは歩くだけで涙が流れるーなどなど...

東京マラソンに出る、この一念がなかったら、おそらく自分はそうした身体の不具合の中で溺れて冬眠するような冬をすごしていたと思います。だけど、そうはしたくなかった。自分では忘れていましたが、友人が「私がマラソンに出ることは西洋医学への挑戦」と言っていたと。そう、医師に「無理」と言われて思わず負けず嫌いな自分が覚醒してしまったのですね。

東京マラソンの競争率は約10倍、2年連続で当たった自分は100人に一人の自分。これは、神様のギフトだと、このことには何か意味があるのだと、そう思い続けたことで辛い冬を乗り越えられたのだと感じるのです。

どんなに苦しくても、「希望」は常に残されている。ありきたりのことかもしれないけど、東京マラソンへの意地?が自分を支えてくれた、あの42.195キロを振り返るとき、そのことを実感するのです。
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