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2015年1月16日 (金)

英語しかできなかった(5)

【鳴かず飛ばずの高校時代】
中学では、主要5科目のみならず、体育、家庭科、音楽、美術を含む全9科目でオール5を取った優等生も、姉の死によってただの零細商店の一人娘。勉強することに意味を見出せなかった。世界に羽ばたく翼は、勉強することだった。けど、もうそんな羽根はいらないのだ。
モチベーションの激しい低下に加え、慣れない電車通学。そして、それまでの井の中の蛙を実感する周りの優秀さ。
すっかりぐれてしまい、最低限の勉強しかしなくなってしまった。
また、進学校のくせに、全く受験指導をしない先生方。今思えば、みんな優秀な上に、早くから「この先生方について行っていては受験は乗り切れない」ということを知っていて、自分で勉強をしていたのだ。そんなことさえ何も気づかず、中学の時と同じように「真面目に授業を聞いていれば大丈夫」なんて思っていた。
ぼやぼやしてる間に3年生になり、志望校さえ決まらない。だってやりたいこと、ないのだもの。
親も無知の極みで、高校行ってれば「うちの子なら京大、阪大大丈夫」と思っていたらしい。子どもが何をしたいか、どうなりたいか、なんて考えたこともない。ただ、親戚に自慢できる名前の通った大学でさえあればよかった。ただ、家から出すつもりはなかった。
というわけで、大学全滅。一浪して、やっと「親友が行きたい」と言っていた東京にある津田塾大学に合格した。

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